健康管理の順序とは？

何らかの健康不良や病気になった時、いろいろな養生がありますが、何からスタートすれば良いかは分からないものです。

例えば、血圧の高い方は、数多くの対処法があります。塩分を控えたり、病院に通ったり、食事療法をしたり、健康食品を飲んだり、健康法は様々ですが、どれからスタートすれば良いのでしょうか？
実は、健康管理には順序があります。

ここには、３つのステップがあります。階段を３つ登ると考えてみて下さい。

その順序の、第１歩は「食生活を見直す」という基本的なものです。人間の体は、過去の生活習慣や食生活から創られています。つまり、現在の体は過去の蓄積だといえるのです。過去に食べてきたものが偏っていると、体もバランスを崩してしまいます。

ここで理解して頂きたいのは、物事には「原因」と「結果」があるということです。
病気の「原因」が過去の食生活の乱れなら、「結果」は病気になってしまうのです。当たり前のことですが、このパターンが理解できると新しい発見があります。それは、今から「新しい原因」を創ることで、未来を変えることが出来るということです。
今から、食生活を見直して、「新しい原因」を作ることで、未来の「結果」は、健康で元気な体、になるわけです。

ですから、偏りのない食生活をすることが健康的な生活の基礎になります。
その段階をクリアしてから、次の段階である「不足している栄養素を補う」という過程に入ります。
これは、健康に役立つ栄養素を普段の食事から補うということです。

血液を奇麗にしたい方は野菜（食物繊維）を多く摂ったり、中性脂肪が高い方は背の青い魚（ＤＨＡ・ＥＰＡ）を食べることを意識します。
ビタミン不足なら、果物を生で食べることを習慣にすると良いでしょう。

現代人の食生活は、ビタミンとミネラルが不足していることが多いので、食事から摂れない場合には、サプリメントで補うことも考えなければなりません。
そして、３つの段階の最後になりますが、ここで初めて「健康食品を使う」という場面になります。

健康食品には、健康上のお悩みに対応した素材が使われていますから、良い「原因」を創ることが出来るのです。
ただ、ほとんどの方が、健康管理の順序を守らないで、いきなり健康食品を飲んで「結果」である未来を変えようとします。
１歩目、２歩目を飛ばして、いきなり３段階目に着地することは出来ません。

まずは、基本的な食生活を見直して、不足しているだろう栄養素を摂ることに努めてこそ、健康の土台が完成するのです。
和食中心の低カロリーな献立に、ビタミン・ミネラルを多く摂れるように食生活を変えることからスタートして下さい。

遺伝ではなく“家伝”なのです。

例えば、糖尿病で悩んでいる方は、ご両親のどちらかが同じ症状を持っていることが多いものです。
そんな時、「遺伝」という言葉を使う方が多いですね。「遺伝」とは、体格や体質が子や孫に受け継がれることですが、病気も子に受け継がれるのでしょうか？

親が糖尿病なら、子供は糖尿病になる確率は高いことはあるかもしれません。ですが、先天的な病気でない限り、ほとんどの場合は、「家伝（かでん）」なのです。

「家伝」とは、その家の親の生活習慣が子供に影響する、という意味です。
親が肉が好きだと、夕食の献立は、どうしても肉食中心になります。そうなると、一緒の家で暮らす子供も肉食中心の食生活になってしまうのです。
甘いものが好きな家庭なら、子供も甘い物を食べることが多くなりますから、糖尿病の可能性も高くなります。

ですから、このような「家伝」は、誰かが断ち切らなければなりません。
子の代、孫の代にまでも影響する食生活の志向を変えて、健康的な「家伝」に変更するのです。

そのように考えれば、自分の為だけでなく、後々の代にまで影響するのだから、絶対に健康にならなくては、と思えるのではないでしょうか？

「家伝」は、そのご家庭での「結果」を受け継ぐことです。
ですが、「結果」は「新しい原因」を創ることでコントロールできるのですから、勇気を持って、自分を変える決心をしてみて下さい。あなたから、新しい「家伝」をスタートすることが出来るのです。

病気の８０％はストレスが原因？

病気の原因は、先天的なものを除くと、ほとんどの場合が「ストレス」ではないか？と思う事があります。
「ストレス」とは、肉体的なものではなく、精神的なものが原因となるものです。

現代社会では、ストレスなく生きていくことは難しいものです。
職場や家庭、親兄弟との軋轢や、ご近所さんとの問題は多くあると思います。
経済的な問題も、結局は精神的なストレスになりますから、ストレスを解消する方法を学んでおく必要があります。

精神的なストレスを受けると、神経が連鎖的にダメージを受けて、その人の弱い部位に症状が出ることがあります。
症状が出た場合、原因である「ストレス」を解消することを忘れて、いわゆる治療をしても改善することは難しいと思うのです。

ですから、治療と同時に「ストレス」を軽減する方法を学ぶ必要があるのです。

「ストレス」を軽減する簡単な方法は、考え方を変えることです。

よく、ストレス発散にスポーツをしたり、カラオケをする方がいますが、このような方法は、一時的に記憶を消すだけで、根本的なストレスの軽減にはなりません。
スポーツやカラオケの時間が終わると、またストレスを思い出して、窮屈な気持ちになります。

ですから、そもそも「ストレス」を受けにくい考え方や、生き方を見つける必要があります。

人間が持っている治癒力を最大にするには、精神状態が明るく前向きでなければなりません。
言葉では簡単ですが、それを実践することは簡単ではないのです。

そこで、私達は、哲学的にストレスを軽減する方法を掲載した情報誌を発行しています。
その中で、「ストレス」を受けない考え方や生き方を公開しています。

病気からのメッセージ

「ストレス」を軽減する方法の１つに、病気への感謝とメッセージを読み取る、という方法があります。

つまり、病気を体の故障とは考えないで、何らかのメッセージだと受け取るのです。

メッセージを発信する為に、体が悲鳴をあげていたのなら、これは感謝するしかありません。

例えば、怒りっぽい方や不安症の方は、血圧が高いことがあります。高血圧の原因には、食生活や先天的なものがありますが、考え方を変えてみると、もう少し気楽に過ごしなさい、穏やかな気持ちでいなさ、というメッセージかもしれません。
そのように考えると、病気のほとんどは、自分自身の生活だけでなく、考え方や受け取り方が原因であることが分ります。原因が分かれば、対処法を見つけることは難しくはありません。

仮に、病気がメッセージを発信していないとしても、「私はなんて運が悪いんだ」と考えるよりは、「病気からのメッセージは何だろう。そうか、これが原因だったのか！」と考えた方が前向きに生きられると思います。

不思議な事に、悩んでばかりいると体は悪い方に進行してしまいます。ですが、悩みそのものを深く考えてみて、悩んでいるより、受け取り方を変えたほうが精神的にも肉体的にも楽になれることを知れば、人生は変わります。

大病を患った人は、回復した後、人生観が変わることが多いのは、病気からの「学び」が大きかったからです。

私も、10年前には胆のう炎で歩けない状態だったのです。
当時は、なんて運が悪いんだ、と思い込んでいましたが、その経験が今に生かされています。
あらゆる健康法を試したことで、自分なりの健康法が見えてきたのは、まさしく病気からの「学び」なのです。

せっかくの人生です。
病気で落ち込むことは誰でも出来ます。このページを読まれて、私達と出会ったのですから、「学び」を求める生き方をされてみたらいかがでしょうか？
意味があって、人は出会います。意味があって病気にも出会います。後は、受け取り方なのですよ。

治癒力はイメージ力

プラジーボ現象というものがありますが、ニセ薬を飲ませても、信じていると治ることがあるそうです。
これは不思議なことです。
思い込みが体の機能まで変えてしまうのですから、これを上手く利用したいですね。

病気になると、悪化するイメージばかりが頭に浮かびますから、どうしても消極的になります。

私の好きな言葉に「病気になっても、大病を患っても、心まで病む必要はない。」というものがあります。
まさにその通りだと思います。

体が悪くなったからと言って、気持ちまで落ち込んでは、毎日の生活が勿体ないと思います。

病気は医者に治してもらうもの、と考えないで、ある程度は自分で治せるもの、と考えてみてはどうでしょうか？

そこで、イメージ健康法というものを紹介したいと思います。
「ストレス」が神経系にダメージを与えて、臓器への指示が出来ないことで、病気の原因があるなら、神経系をリラックスさせれば良いのです。
病気が嫌だ、不安だ、どうしよう、と思っていると、神経も緊張状態が続いて、臓器に的確な指示が出来ません。
そこで、イメージを良いことばかりにして、神経をリラックスさせます。

具体的には、心の中で大きな画用紙をイメージします。そして、不安なことや精神的にストレスを受けることがあれば、そのイメージをグレーの色として画用紙を重い浮かべます。画用紙の半分以上がグレーに覆われていたら、すぐに、明るいことや嬉しいことをイメージして、グレーを消して行くのです。

習慣的に、グレーを感じる出来事と出会うと、それを考えないようにして、病気が治って旅行に行っている自分をイメージするのです。

これを続けていると、確実に気分が楽になります。周りから明るくなったね、と言われます。

つまり、神経がリラックスして、周りに迷惑をかけない生活をおくり始めるのです。
そうなると、イメージ健康法が面白くなって、自分自身の精神状態をコントロールできるようになるのです。
多少の訓練は必要ですが、治癒力とはイメージ力なのです。

私達は、このようなちょっと変わった健康法を紹介して、縁あって出会った皆様に貢献したいと考えています。
驚かれたかもしれませんが、多くの情報を発信しますので、あなたに合ったものだけをチョイスして、ご自身の健康生活にお役立て頂きたいと思います。